世界はタマネギで出来ている、って誰かが言ってた。 誰だったか、と思い出そうとする。 ＊例えば【黄河下流が干上がっている理由】について考えたりする。 黄河中流では野菜栽培が盛んに行われており、それは主に日本などへの輸出用なのであって、その野菜の…

この世界は神にせよ人間にせよ誰が作った物でもない、むしろ永遠に生きる火として決まっただけ燃え、決まっただけ消えながら、常に在ったし、またあるだろう――ヘラクレイトス 世界が終わるまであと一日。 連日連夜ニュースキャスタが【世界の終わり】を叫ん…

□□□→■■■ 昔恋人であった女の子の一人が先日骨肉種で夭逝し、その短い生涯に幕を閉じた。 これといって綺麗な女の子であったとか特別な思い出があったとか、そういうわけでもなく、はたして本当に恋人であったのかすら怪しいところなのだけれども、何故か色々…

もし物語りに拳銃が出てきたのなら、それは発射されなければならない、というチョーホフの言葉を信じて、何かしら私の人生にとって特別を保持するような物体に対して有用性を考えたり、なんとかして使用を試みたりして、例えば偶然にも手からこぼれ落ちたバ…

斜陽が窓から差すというとまるで夕暮れの一刻を思い出すのが常かもしれないが、実際は暁光でも斜陽は容赦なく寝ている人々に降りかかる。そこには幾ばくかの光の明度の違いが表れるのだが、同じようにオレンジ色を浮かびあがらせる。だから我々は徹夜明けに…

夏も真っ盛りの八月半ば、部屋を差す陽光が激しく壁に掛かる温度計を見ると針は三十八度を指していまして、湿度の方は如何なものかというと八割弱、流石の私もこれはやっていられないということで冷蔵庫を開けその前で涼んでいた。それで気付くと冷蔵庫の奥…

セックスとタマネギはよく似ている、ということを友人が言っていまして、理由は誤魔化されてしまい教えてもらえなかったのだが、頭の中でそんなことをずっと考えていると、確かに似ている気がしてくるから不思議なものである。昔私が付き合っていた彼女は何…

昔飼っていた猫は、私が机に向かって勉学に励んでいる時いつもじっと部屋の片隅を見つめていた。不審に思った私が猫の名前を必死に呼んでも決して振り返らず、ただひたすら何もない空間を睨みつけ、たまににゃぁと鳴いた。 蜀地方は霧が深く見るもの全てを遮…

「君が考える愛というものが判らないから少しばかり旅に出ます」というような事を吐いて恋人が去っていったのも今となっては昔のことだが、そんな日は壁に掛かっているアインシュタインのフォトグラフを見ては真似をして舌を精一杯出す。そうやって斜に構え…

愛してやまないサイト様方に勝手にコメントをつけてみたりしたのですがどうにもこうにも失礼極まりないことを書いている気がしなくもありませんが頭の弱い子の戯言だと思って聞き流してあげてください、はい。

比較的に好きなものや反響があったものを並べておきます。 こんなのが好きな人はもしかしたら私のサイトと相性が合うかもしれません。 □小説（かなり長いです）思春期マヨルカの夏悪魔の証明林檎のある風景彼女について①彼女について②Stairway to heaven修繕…

1 お名前、サイト名、生年月日を教えてください。 「まふみ」「谷間の百合」「謎」 2 血液型、星座を教えてください。 「AB」「牡牛座」 3 身長・体重・靴のサイズは？ 「168」「50」「26」 4 どこに住んでいますか。 「浅草」 5 生まれはどちら？ 「生まれ…

一応文章という形で24日にあのテクストをアップしたわけですが、何の因果かそれ以降も中学生ブログとしての紹介が後を絶たず、正直いい加減にしてもらいたかったので、プロフィールを改定しました。正直な話、すこしばかり24日の文章は大人気ない皮肉を大層…

□サイトにつきまして 純文学を模索していく創作或いは考察日記 つまり人間の生が齎す悲劇と喜劇への我が闘争 俺が何故生き貴様は何故死ぬその不条理への闘い いつか問われる致命的な問題を解決しようとする試み 九割のフィクションに一割の真実そして薫りづ…