谷間の百合

背の高くて綺麗な女の子とセックスしたホテルからの帰り道彼女に聞かれた、ねぇ群れたい気持ちだとか孤独に成りたい気持だとかそういう感情っていったいこんな小さな人間の何処に詰まってるいるんだろう、って言葉が俺の頭の中をぐるぐると回りやがっているのであってそれが知らず知らず俺自身を牛耳っていった。なぁ、わざわざ俺自身をどっかの紙切れにアナテーションしていってさ、その紙切れを電柱に貼っつけて丸ごとどっかのホモ野郎のケツの穴に突っ込んだとする。紙切れはそのホモ野郎が振るケツに合わせてひらひら皆がそれを見て一種の広告塔ってことで、そのあとゆっくりと間を置きながら電柱を引っ張り出してやるんだよ、ゆっくりとな。そしたらクソと一緒に出てくるよ、俺の孤独にならなければいけないという宿命がさ。そういうもんなんだよ。俺たちは皆アンリエットさ。理解されず自分たちの素晴らしさにも気付かないアンリエットさ。

谷間の百合

それは荒れ果てた孤独の中、理解されない重荷を背負った唯一の美。